こんにちは!さきティです😄
前回は、学校や仕事にいく必要性についてお話ししました→学校・会社に行きたくない方へ
今回は、仕事とお金について少しお話ししたいと思います。
そもそもお金とは何でしょうか。太古の昔、僕たち人類の祖先は狩猟や農耕で生活を営んでいました。集団生活をするうちに役割分担されていき、社会を形成していきます。
個人があれこれするよりも、コメを作る者は米農業を、魚をとる者は漁業を、という風に分業し、より生産効率をあげていきます。それらは物物交換で共有されますが、社会が成熟するにつれ、様々なものが取引対象になり、利便性のために使用したのが始まりです。
ちなみに世界史的には紀元前4300年、アッカド帝国で使われていた銀リングまで遡ります(※諸説あります)。
ここで重要なのは、お金は生活のために必要不可欠なものであると同時に、本来はそれ自体に価値はなく必要物資を手に入れるための道具でしかないということです。
我々現代人は、労働の対価としてお金を得ます。一部例外はあるものの、資本主義社会では基本的にその賃金は労働の希少価値、需要の大きさなどによって決まります。
先の記事でもお話ししたように、資産家であれば仕事をするのは必須ではないし、現在の日本では職業選択の自由が保障されており家庭の特殊事情はあれども基本的に資格試験を受けたり就職活動をするのは自由です。中学卒業までは義務で学ぶことができ、その後は企業や財団による数多くの奨学金制度、福祉サービスなどがそれなりに充実してあります。
この状況下で最も大切で必要なことは「自身が生きていく、食べていくために、どの職業を選択するかよく考える」ことです。
仕事に従事する時間は、平日朝〜夕方の8時間労働、週休2日であったとしても週40時間をそれに費やすことになります。睡眠時間6時間程度と考えると食事や休憩など全て含めても平日は18時間しか活動しておらず、活動時間のおよそその半分(多くの人はそれ以上)の時間が仕事をしている時間になります。
よく考えることが必要といえるのは、活動時間の大部分を占めるのが仕事をする時間になるからです。では何を考えれば良いのでしょうか。
思い出して欲しいのは、中学生や高校生の頃などにやったあれです。職業選択にあたっての優先項目を考えよ、というもので中には真面目にその授業を聞き、自分の将来像についてビジョンを持つようになる人もいます。しかしほとんどの学生は(少なくとも僕の周りは)適当にその場をこなすだけで真剣に向き合っておらず、未来の自分に思いを馳せている人はごく少数でした。
この手の授業はキャリアデザイン、職業選択論などと言われ昨今注目されており、自己実現に向けて各個人にとって何を優先し仕事を選ぶのかは個人ごとに異なります。10年後、20年後などのやや長期的な将来を含めて、どうなるか、どうなりたいのか想像力を働かせ、それに見合う準備や選択をしていくのです。
こうしてよく考えられた上でたどり着いた答えであれば、その職業に就いた時、納得して従事できる可能性が高いです。仕事に不満を抱く多くの人が職業選択にあたってこのプロセスを疎かにしているため、理想と現実にギャップがあったりやりがいを感じにくい時に非常に辛い思いをします。よく考えた上で選んだ結果であれば、ある程度は予想の範疇であったり、想像と離れておれば職場を変えることもすぐに選択肢に上がります。能動的に決めたことはその後逆境が降りかかったとしても挫けにくいのです。
さて、ここで本題に戻ります。お金の話です。
お金は、生活するために必要なものです。多種多様な商品やサービスがある現代社会を生きるうえで、全て自分で賄う自給自足生活は長期的には不可能で、文明的な生活をするためにはお金を得て様々なものに交換したり、有事に備え貯蓄しておいたりが重要です。
お金を持っていると安心感を得られます。が、お金の保持それ自体にはその他に大きな意味はなく、使用する時にこそ真価を発揮します。それ自体に大きな意味がないにもかかわらず、収集することにヤッキになって、最低限度の生活をしたり人間関係を蔑ろにしてしまい、心を豊かにすることを疎かにしている人は、まさしく本末転倒なのです。
浪費家になれというわけではありません。使わなければ何にもならないということ、過度な執着は危険だということを再認識しておきましょう。
使い所をしっかり決めて、心身ともに健やかに過ごしたいものですね。
今回も、お読みいただきありがとうございました!
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