どうもー!!さきティです😄
前回はお金に関して囚われすぎない様にする考え方を仕事と絡めてお話ししました→お金とは?
今回は、学校や職場に苦手な人、嫌いな人がいて辛くてしょうがないという人に、実践すれば気持ちが少し楽になる考え方をお教えします。
人は社会生活を営む動物です。社会生活は他者との関わり合いなしには成り立ちません。
自分でない人は全て、つまり家族ですら他人であり、関係性が遠くなるほどその色は濃くなります。
気の合う友人、仲間を見つけ自分のコミュニティを形成することで他人にとっても重要な存在となり、自分の存在意義に対する実感が湧いてきます。
しかし、多種多様な人がいる中で、時には合わない人、苦手な人も現れるでしょう。
人生の中で苦手な人と出会わない人はほとんどいないはずです。
そんなとき、どうすれば良いのでしょうか。
まずは、その苦手・嫌悪感の度合いがどれほどか想像してみてください。
思い出すだけで非常に気分が悪くなる人は、重症ですので今はひとまず違うことをしリフレッシュして、精神的体力が回復するまで待ってください。
思い出すとイライラしたり悲しくなったり、あるいは言われた言葉が何度も頭の中で繰り返されたりする人は、読み進めてください。
マザーテレサの遺した数ある言葉の中に、つぎの様なものがあります。
“The opposite of love is not hate, the opposite of love is ignorance.”
訳すると
「愛の反対は憎しみではなく無関心である。」
この言葉は、貧困や飢餓に苦しむ人々に関心を持ってもらおうという意図で出た言葉だと推察されますが、内容も非常に的を得ております。
他者に向ける最大の好意=愛 の対をなすものは、無関心≒無視 である。
また、古代ギリシャ時代からアリストテレスら著名な哲学者たちによって存在論と認識論については多く論じられてきました。客観主義にも言えることですが、自己でないすべてのものは、認識されることで初めてその存在を確かにします。
見方をかえるとどんなに嫌な人、辛い言葉であろうと、認識しなければ全てそれは存在しないことと同義なのです。
もちろん認識せざるを得ない状況もきます。しかし、そうでないときにまでその存在を意識する必要は全くないのです。
「認識しない」よう心がけることで、その人、あるいはその言葉、出来事は少なくともあなた自身の時間において、あなたの世界の中から消し去るのです。最大の好意の対である無関心をその人に注ぎ、その人に関連する事柄に関して極力考えないようにするのです。
「そんなの気休めにすぎないじゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、気休めで良いのです。しばし気を休めて、心の体力を回復させるのです。
そして、少し向かい合える程度にまで回復すれば、次のステップに移ります。
(次のステップでも向かい合わないのですが、、笑)
次は、ある種諸刃の剣です。この考え方を使えば人間関係でのトラブルは極端に減らすことができます。しかし、決してまっとうな方法ではないため、健全な関係を望む人は控えてください。
どのようなものかというと、単純に苦手・嫌いなその人の言動に関して、一切期待しないようにする、という方法です。
思い返してみてください。法的に問題にならない範囲で、嫌なことや酷いことを言われたりされたと感じるのは、その人に対してそんな事言ったりしたりする人ではないはずだ、と期待していたことが原因です(法的に問題になるようなものであれば迷わず証拠を集めて告発してください)。
想像してみてください。学校の教師が普段宿題を出すのと、普段に比べ大量の宿題を出すのと、後者の方が嫌な感情が強いはずです。赤ん坊が歩けないからといって嫌な気持ちになる人はいません。犬が喋らないからといって腹を立てる人はいません。期待を裏切られた時には負の感情はでてくるものの、期待していなければ存外なんとも思わないはずです。
この方法を使うと、周囲の人に対して嫌な感情を抱く機会が激減します。しかし同時に、他人に期待しないことは、信頼関係の構築に大きな問題を生じさせます。真のチームワークが必要なシーンなどでは使用はお勧めできません。何事に関しても全く期待しないというこの方法を使うのは、本当に苦手な数人に絞っておくことをお勧めします。
いかがでしたか?
今回は、人間関係で困ったときに使える、2つの考え方を紹介しました。
諸刃の剣ですが、潰れてしまいそうであったり、心が擦り切れてしまいそうな人は、これらを適切に使って、複雑に絡み合った人間関係の波をうまく乗りこなしてください。
お読みいただき、ありがとうございました!!
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